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- 神奈川歯科大学が求める人物像から入試対策まで歯学部受験のプロが解説
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この記事の目次
1. 神奈川歯科大学に関する基本情報
1-1.神奈川歯科大学の概要
神奈川歯科大学は神奈川県横須賀市にあります。明治42年(1909年)に東京神田に開所した東京女子歯科医学講習所を母体とし、幾度かの移転と改称の後、昭和38年(1963年)に横須賀市に移転、翌昭和39年(1964年)に神奈川歯科大学を開学しました。
歯学部附属病院には、歯科の他に内科と画像診断科があり、人間ドック検診も行っています。また、羽田空港第1第3ターミナルに歯科を開設しています。
神奈川歯科大学の建学の理念は、「全てのものに対する慈しみの心と生命を大切にする「愛の精神」の実践」です。
1-2.神奈川歯科大学が望む学生像とは?
神奈川歯科大学歯学部はアドミッションポリシーとして下記を挙げています。
1.人の痛みや苦しみを理解できる豊かな人間性と思いやりのある人
2.歯科医学·歯科医療に興味を持ち、それを十分に習得できる基礎学力のある人
3.自ら新しい課題に意欲的に取り組み、真理追求に対し積極性のある人
4.歯科医療を通して国民の健康維持・増進に貢献する意欲のある人
入学を希望する人は、高等学校において英語、数学、理科、国語を中心とした基礎学力を身につけておいてください。
2. 神奈川歯科大学の入試
神奈川歯科大学の入試は、一般選抜以外に総合型選抜、学校推薦型選抜など、多彩な入試方式があります。
ここでは一般選抜についてのみ記載しますが、その他の方式については入試要項などで確認してください。
一般選抜は1期から3期の3回行われます。募集人員は1期30名、2期8名、3期4名です。
試験科目は、「英語・数学(数学Ⅰ・Ⅱ)・国語(近代以降)・理科(「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」)から2科目選択」「小論文」「面接」です。理科の中から2科目は選択できません。
3.神奈川歯科大学受験のポイント
3-1.学力試験対策
神奈川歯科大学の一般選抜の入試科目は2科目なので、歯学部受験生にとっては対応しやすいでしょう。
基本を軽視せずにしっかりと勉強しましょう。特に数学、国語、理科は要注意です。
3-2.小論文対策
神奈川歯科大学の小論文は一般選抜と共通テスト利用入試は課題文型ですが、それ以外はテーマ型で字数は400~600字と幅があります。
すべての入試方式で50点の配点がありますから、高く評価される小論文が書けるように対策する必要があります。ぶっつけ本番では高評価を得ることはできません。
3-3.神奈川歯科大学の特色と受験のまとめ
神奈川歯科大学は、学生の学びにきめ細かく対応するために他校にはない方策をいくつか実施しています。その中から2つ取り上げましょう。
1つは「5Stage制」です。これは一般的な前期後期の「2学期制」を廃し、7週を1Stageとして年間のカリキュラムを5分割して少ない科目を集中的に学修し、着実に履修できるようにしたものです。
もう1つは録画講義の視聴です。すべての講義が録画されていて、希望者は録画講義を視聴して不得意科目をフォローすることができます。
また、神奈川歯科大学は所在地からも入試の難易度からも、併願校あるいはすべり止めとして首都圏の受験生が受験しやすい大学の一つであることは確かです。
しかし、だからといって誰でも合格できるというわけではありません。受験するからには合格することが第一ですから、準備は怠らないようにしてください。