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【日本歯科大学 推薦入試】英語の出題傾向・出題内容と小論文・面接

この記事の目次

    1.日本歯科大学はなぜ「生命歯学部」と呼ぶのか

     

    日本歯科大学は、1907年創立で115年の伝統を誇り、日本の歯学界をリードしてきた伝統校です。
    東京と新潟に2つの生命歯学部を持ち、これまで約2万人の歯科医師を養成して来ました。
    「世界最大の歯科大学」とされています。

     

    一般的には「歯学部」ですが、日本歯科大学では歯学部ではなく「生命歯学部」としています。
    これは、単に口腔内のことを学ぶのではなく全身との関連の中で歯科学を学ぶという考えから、「生命歯学部」「新潟生命歯学部」としています。

     

     

    2.日本歯科大学推薦入試の学力試験は英語のみ

     

    さて、日本歯科大学生命歯学部は募集人員約40名、新潟生命歯学部では募集人員約10名で学校推薦型選抜、推薦入試を行っています。
    生命歯学部は現役生のみ、新潟生命歯学部は1浪までに受験資格が与えられています。

     

    日本歯科大学生命歯学部推薦入試、新潟生命歯学部推薦入試ともに学力試験は英語のみになります。
    数学や理科は問われません。
    英語が得意な歯学部受験生にとっては、受けてみたい歯学部推薦入試でしょう。

     

     

    3.日本歯科大学推薦入試の英語

     

    日本歯科大学推薦の英語は試験時間30分で全問、与えられた選択肢の中からから正解を選択する方式の問題になります。
    問題は3題で、1題は文中に適切な単語を入れる問題が10問、残り2題は長文問題です。
    昨年の推薦入試では、「サメが人間を攻撃することに関する英文」「北アフリカの民族に関する英文」の2題が長文問題として出題されました。
    試験時間30分の英語の試験ですから、時間を掛けてじっくりとは行きません。
    うろ覚えではなく、しっかりとした英語の知識が必要になります。
    英検の問題も参考になります。

     

     

    4.日本歯科大学推薦入試の小論文

     

    日本歯科大学生命歯学部推薦では、小論文も課されます。
    歯科医療に関するテーマが与えられ60分、800字で自分の考えを書きます。
    60分で800字は、なかなかハードルが高いので、事前に歯科医療に関する知識を身に着けておいてスムーズに書けるようにしておくといいでしょう。
    昨年は「10年後の歯科医療について」というテーマが与えられました。

     

     

    5.日本歯科大学推薦入試の面接

     

    日本歯科大学推薦の面接は、試験官2名による個人面接になります。
    出願書類に志望理由書もあり、そこに書いたことについて詳しく聞かれます。
    ですから、志望理由書が甘いと面接も上手く行きません。
    書いた本人は、しっかりしたものが書けたと思いがちですが「第三者が見てどうなのか」が重要ですので、出来れば歯学部入試に詳しい人に志望理由書を見てもらうといいと思います。
    その他の質問は、毎年同じような質問ばかりですので十分な面接対策が出来ます。