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- 大学入学共通テストの平均点、中間集計発表
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1月16日(土)、17日(日)に行われた大学入学共通テストの平均点(中間集計)が独立行政法人大学入試センターから発表されました。
今回の中間集計は、受験者235,267名の成績を集計したものです。
今年の大学入学共通テスト受験者の約半数の集計です。
例年、この中間集計と最終の集計結果は、ほとんど違いがありませんので、十分に参考に出来ます。
中間集計の平均点を前年の、最後のセンター試験の平均点と比べてみると、国語と英語はそれほど変わっていません。
事前には、「国語と英語が最もセンター試験と出題内容の変化が大きく、受験生は苦労するのではないか」と言われていましたが、平均点を見る限り受験生は上手く対応したようです。
英語のリスニングも「難化」と言われましたが、平均点は変わっていません。
一方、数学は数学Ⅰ・Aも数学Ⅱ・Bも前年のセンター試験と比べて平均点が上昇しています。
数学Ⅰ・Aは7.32点、数学Ⅱ・Bは13.82点も上昇しています。
数学ⅠAとⅡBを合わせると、前年の平均点から21.14点もアップしています。
理科を見ると、化学も物理も前年に比べ2点ほど下がっていますが、生物は逆に前年の平均点から15.58点も上がっています。
中間集計では、化学と生物の平均点の差が20.34点あります。
場合によっては得点調整があるかもしれません。
ちなみに、生物と物理の平均点の差は、14.25点でした。
地理歴史・公民では、倫理と倫理・政経の平均点の高さが目に付きました。
大学入試センターでは、5教科7科目合計の平均点は発表していません。
これについては、河合塾や駿台・ベネッセなどが発表する「予想」を参考にしてください。
ただし、あくまで参考です。
◆2021年度大学入学共通テスト 平均点(中間集計)
教科 | 科目 | 平均点 | 前年平均点 | 差 |
国語 | 国語 | 116.05 | 119.33 | -3.28 |
地理歴史
|
世界史B | 65.79 | 62.97 | 2.82 |
日本史B | 66.06 | 65.45 | 0.61 | |
地理B | 62.52 | 66.35 | -3.83 | |
公民
|
現代社会 | 54.34 | 57.30 | -2.95 |
倫理 | 71.76 | 65.37 | 6.39 | |
政治・経済 | 51.32 | 53.75 | -2.43 | |
倫理・政経 | 69.18 | 66.51 | 2.67 | |
数学
|
数学Ⅰ・A | 59.20 | 51.88 | 7.32 |
数学Ⅱ・B | 62.85 | 49.03 | 13.82 | |
理科
|
物理 | 58.89 | 60.68 | -1.79 |
化学 | 52.80 | 54.79 | -1.99 | |
生物 | 73.14 | 57.56 | 15.58 | |
英語
|
リーディング | 60.35 | 58.15 | 2.2 |
リスニング | 57.23 | 57.56 | -0.33 |