医学部・歯学部の推薦入試・AO入試志願者は増える？

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、全国の高校で休校が長く続きました。
オンラインでの授業を行った高校もあるようですが、それでも高校3年生の皆さんには「出遅れ感」があるのではないでしょうか？

各高校でも、夏休みを短縮して授業時間を確保するなどの対策を考えているようですが、受験生にとって、高校の勉強から離れ、自分に必要な勉強に集中出来る夏休みが短縮されることは、「歓迎」とはいかないのではないかと思います。

また、高校3年生にとって、これまでのセンター試験に代わる新しいテスト「大学入学共通テスト」に対する不安感も大きなプレッシャーになっているのではないでしょうか？

全く新しいテストで過去問が無い上に、これまで見たことの無いような問題が出題されそうだと思えば、医学部受験生、歯学部受験生が不安に思うのも無理ないことだと思います。

こういった状況ですので、「大学入学共通テストは受けたくない」「一般入試（一般選抜）の前に医学部合格、歯学部合格を決めてしまいたい」と考える受験生が増えそうです。

そうなると、医学部推薦入試（学校推薦型選抜）・AO入試（総合型選抜）での医学部合格を目指す医学部受験生が多くなりそうです。
国公立大学医学部の推薦入試にも大学入学共通テストの受験を必要としない推薦入試（学校推薦型選抜）もありますが、大学入学共通テストの受験が必要ない私立医学部推薦入試（学校推薦型選抜）・AO入試（総合型選抜）に志願者が集まる可能性があります。

歯学部も同様で、私立歯学部の推薦入試（学校推薦型選抜）・AO入試（総合型選抜）の志願者が増える可能性があります。

医学部の推薦入試の過去問は、ほとんどが公表されていません。
AO入試も同様です。
医学部だけでなく、歯学部の推薦入試・AO入試も過去問が公表されていないことがほとんどです。

過去問がないからといって、いい加減な準備では合格は覚束きません。
受験者からの「こういう問題が出た。面接ではこれを聞かれた」という報告があれば、過去問が無くても十分な対策が出来ます。

もし、高校に志望校の受験者報告が無ければ、医学部推薦入試、歯学部推薦入試、医学部AO入試、歯学部AO入試に詳しい塾、予備校に頼るのもいいでしょう。