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- 「これだけは外せない」今年の歯学部受験は、これで決まり
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歯学部受験では推薦入試(学校推薦型選抜)、AO入試(総合型選抜)、一般選抜のいずれの歯学部入試でも、学力試験の他に「面接・小論文」が課されます。
歯学部受験での合格を目指して英語や数学などを頑張っている受験生の皆さんにとって、英語や数学などはやるべきことが分かりやすいと思いますが、小論文や面接は「何をやればいいのか分からない」という気持ちを持っているかもしれません。
私立歯学部の小論文では、「高齢社会における歯科医師の役割」「歯科医に必要なもの」など、歯科医療に関するテーマが問われます。
私立歯学部の面接では、ほぼ必ず聞かれる「歯学部志望理由」「大学志望理由」の他に、最近の医療に関するニュースについてもよく聞かれます。
私立歯学部の小論文や面接では、「最近のニュース」が大きなポイントとなります。
今年は歯科医療についてのビッグニュースがあり、どの歯学部でも小論文や面接で「これが聞かれる、問われる」と思われるものがあります。
それは、「国民皆歯科検診」です。
先日、政府が発表した「骨太の方針」の中に「国民皆歯科検診」が盛り込まれました。
歯学部の面接や小論文では、これについて「どう思う?」と問われると思います。
単に「国民全員が歯科検診を受けることで歯の健康が守られると思うので、とても良いことだと思う」では、物足りません。
表面的なことだけでなく、「政府が歯科検診を進めることで、何を考えているか」まで答えることが必要でしょう。
それは「国民医療費の削減」です。
高齢化や医療の高度化に伴って国民医療費は増大を続けています。
そして、国民医療費の増大は国の財政を圧迫しています。
政府は、国民がこぞって歯科検診を受けることで「国民医療費の削減」を考えています。
歯科だけの話ではありません。
ここが非常に重要なポイントです。
「口の中の健康は、全身の健康につながる」ということです。
歯学部での学習では、口の中についての勉強が中心ですが、全身との関連についても学びます。
「専門的な口腔ケアが人の健康に直接的に影響を与える」と言われる時代ですから、「国民皆歯科検診」について問われた際には、口の中の健康で止まらず「全身の健康との関連」についても触れるようにしてください。