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- 【東京歯科大学 推薦入試】出題傾向、出題内容と対策
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この記事の目次
1.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の過去問は非公開
2021年11月実施の東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)で、メルリックスから指定校推薦で9名、公募推薦で11名、合計20名が合格しました。
東京歯科大学は推薦入試の過去問を公表していませんが、メルリックスでは毎年、東京歯科大学推薦入試を受験した生徒から「東京歯科大学推薦入試受験報告」をいただき、蓄積してきています。
過去問が公表されていなくても、東京歯科大学学校推薦型選抜の出題内容、出題傾向は把握出来ています。
東京歯科大学推薦入試の出題傾向で注意しなくてはならないのは「一般選抜と出題傾向が異なる科目もある」ということです。
2.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の数学
東京歯科大学の数学は一般選抜では出題分野に偏りがあり、はっきりとした出題傾向が読み取れます。
しかし、学校推薦型選抜の数学は、一般選抜とは異なり幅広い分野から満遍なく出題されます。
昨年の東京歯科大学学校推薦型選抜の数学は、2次関数、指数関数、確率、整数の性質、ベクトル、数列、微積が出題されました。
全部で10題、20問です。
一般選抜の数学をイメージしていると、適切な対策は出来ません。
東京歯科大学推薦の数学は、50分で20問を解きます。
早く正確に解くことが重要です。
日頃の勉強で青チャートを使う受験生が多いようですが、それでは東京歯科大学の合格は厳しいでしょう。
東京歯科大学の数学対策として、青チャートは適切な教材とは言えません。
どれくらいの難易度の問題が解けるようになればいいのかを考えた勉強を進めてください。
3.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の英語
東京歯科大学推薦の英語は、長文問題が2題と整序問題が6問です。
長文は医療に関する長文が出ますので、医療系の英文に慣れておくといいでしょう。
昨年は、「大豆と乳がん」「認知機能と歩行」に関する文章が使われました。
長文問題と言っても、長文を使った様々な問題が出題されます。
文法や語彙なども長文問題の中で問われます。
4.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の生物
東京歯科大学推薦入試の生物は、選択問題が10問、キアズマ、テロメラーゼなど用語に関する1問1答が10題、酵素の反応速度や血圧上昇などの記述問題も出題されました。
用語に関しては、しっかりとした知識を身に着けて下さい。
5.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の化学
東京歯科大学推薦入試の化学は、ブラウン運動、非晶質などの語句説明、元素分析の結果を使っての有機化合物の構造決定の問題、物質量やモル濃度を計算する問題などが出題されています。
化学の用語については、きちんと説明できるようにしておいてください。
6.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の小論文
東京歯科大学推薦入試では、小論文も出題されます。
昨年は「医療人に求められるもの」というテーマが与えられました。
毎年、医療や歯科に関するテーマが与えられますので、こういったテーマで書くことに慣れておくといいでしょう。
字数は300字です。
東京歯科大学推薦の小論文は、「小論文」だけではなく、国語系の問題や一般常識も出題されます。
他の歯学部入試では、なかなか見られない独特の問題も出題されます。
少なくとも、医療系テーマの小論文に慣れておかないと当日、慌てることになると思います。
7.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の面接
東京歯科大学推薦入試の面接は、面接官2名と受験生による個人面接です。
聞かれることは毎年同じですので、十分な準備が出来ます。
8.東京歯科大学歯学部学校推薦型選抜(推薦入試)の対策まとめ
東京歯科大学は、歯学部受験生の中で、最も人気の高い大学と言ってもいいような大学です。
それだけに志望者も多く、学校推薦型選抜、推薦入試を受けるのであれば、的確な東京歯科大学対策が欠かせません。
福井、栃木、群馬などの地方在住の歯学部受験生もメルリックスオンラインの個別指導で東京歯科大学に合格しています。
どこに住んでいても東京歯科大学への進学は十分に可能です。
参考メルオン動画:東京歯科大学 推薦入試 数学対策