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医学部受験 入試情報 英語対策
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昭和大学医学部 一般選抜 英語 の傾向と対策
試験時間は数学または国語と合わせて140分。
配点は100点である。
大問数は年度により変動がある。
選択問題が中心ではあるものの、長文重視で和訳や内容説明問題が多く、記述力を重心する姿勢を鮮明に出している。
難易度は私立医学部としては標準的である。
読解問題は和訳や内容説明のほかにも、内容真偽(2020年まで)、空所補充、脱文挿入(2021年)と多様で、様々な角度から受験生の読解力を問う。
近年の大きな変化としては、2020年に文法問題が激減したことだろう。
2019年は大問[2][3][4]の3題が文法・語彙問題であったが、2020年には[1]の1題に減った。
この構成が2021年にも踏襲されたことから、今後も読解重視の姿勢が続くものとみられる。
読解問題のテーマは2020年、2021年と連続して「幸福論」について出題された。
2021年には「なぜ幸福が重要なのか?(Why does happiness matter?)」という題材が出題されたが、2020年にも「なぜ日本の若者の幸福度は他国に比べて低いのか?(Why are Japanese teens so glum?)」と似通った題材が出ていた。
過去問をよく分析していた受験生にとっては、やや取り組みやすかったと考えらえる。
昭和大学医学部の最近の傾向から、読解重視の対策を行うのが良いだろう。
内容説明問題対策として、指定された制限字数でまとめる練習を繰り返すようにしてほしい。
単語については、標準レベルで基本的には対応可能と考えられるが、医学用語を含む比較的難易度が高めの英文が題材となる年度もあるので、ややハイレベルの単語帳で語彙を補充したり、過去問研究や読解演習の際に分からなかった単語を丁寧にチェックするようにしよう。
国際医療福祉大学医学部 一般選抜 英語 の傾向と対策
時間は80分、マークシート方式である。
大問は5題。
例年[1][2]では文法・語法が問われる。
[1]と[2]では「短文完成」と「語句整序」が出題されている。
[3]の「誤り指摘」は長文形式で、2018年から出題が続いている。
[4][5]は長文読解。
「内容真偽」「空所補充」「脱文挿入」が頻出で、2017年から2021年まで毎年出題されている。
「空所補充」については、比較的長めのものも出題される。
「空所補充」は難易度がやや高いイディオムを知らないと解けないものがある。
「脱文挿入」ではかなり長い文を挿入しなければならない。
英作文については、和文英訳もテーマ型の作文も出題されていない。
全体的にはさほど難しくないものの、問題のやや高めな問題も散見される。
この他2019年には、複雑な「文整序」も出題されている。
対策として、まずは単語・文法・語法をしっかりと押さえるようにしよう。
これらの知識は[1][2]の「短文完成」や「語句整序」のみならず、長文問題において文や文同士の関係を理解する上で必須の知識である。
国際医療福祉大学の英文のレベルを考慮すると、単語や語法についてはややレベルの高いものまで学習しておくと良いだろう。
英語の全体的な傾向は2017年以来定着したと考えられる。
したがって、過去問対策が大変有効である。
必ず目を通して、解いてみてほしい。
上記の出題傾向を自分の手で解いて実感し、時間配分を意識して演習に取り組まれたい。
東京慈恵会医科大学医学部 一般選抜 英語 の傾向と対策
時間60分、大問3題。
2021年度は2020年度同様、長文読解問題が3題出題されている。
語彙はハイレベルで、研究論文から出題されることも多い。
難易度は総じて高いといえる。
過去に出題された長文のテーマは「天然痘予防法の確立」「医療現場における日光の重要性」「学習における知識習得に有効な間違え方」「癌の転移のメカニズム」「終末期医療における緩和ケアの効果」「ギャンブラーの錯誤について」「精神的ストレスと心臓疾患の関係」「後天的要因による身体の変化」「リスクと不安について」など。
出題形式は空所補充問題、文脈に合った文を選択する内容一致問題。
記述問題については、2021年は英作文のみであった。
2020年には空所補充が出題されていたが、2021年では見られなかった。
2021年の英作文は、長文の内容を受けて「種痘の開発で知られるジェンナー博士の天然痘ワクチンの治験のやり方が倫理的に妥当か否か」を理由とともに記述するものであった。
問題文中に語数制限は明示されてはいないものの、B4判解答用紙に4本の線が引かれており、実質的にはこれが英作文の字数制限となっている。
簡潔に自分の意見を述べる事が求められ、受験生は難しく感じたかもしれない。
対策としては、語彙、文法や語法を身につけることは大前提となる。
特に語彙に関しては標準以上のレベルまで習得しておくことが望ましい。
その上で内容真偽問題を中心に読解演習を行う。
空所補充も頻出である。
受験生にとって紛らわしい選択肢がよく見られるので、類題を多く解くようにしよう。
英作文では、文法を正しく用いること、基本的な語彙をスペルミスのなく書けるようにすること。
その上で本学の英作文対策としては、日頃から演習等で扱う長文に対して自分の意見やその根拠をまとめるようにすると良い。